経年変化＆コアグラス

 うわお！あっという間に10月ですね。










ちまちまとこんなもの達を作っています。
さてさて、どんな形になっていくんだろう。

タイトルの経年変化。

まぁ私、ピカピカの新品よりずっとずっと古いものに心引かれます。

経年によりでた味、それはしみだったり、焼けだったり、さびだったり…。
それによって、そのものに存在の意志があるように感じます。
人間と一緒で年季ってやつですな。

でも、その味が好きというよりももっと大きな理由は
やはりデザイン。

機器が今ほど発達していないので、単純に見えても、
よく見ると本当に考え抜かれた配色やデザインをしています。

洋服でもそう。

そして音楽も60年代や70年代のものが好きです。

どうして便利になる為にたくさんの技術が産まれたのに、
当時のようなデザインのものって少ないのだろう。









 
昨日は散歩していて、あまりに可愛いつるこけももがあったので写真をとっていたら、
おじさんに話しかけられて、木の実について話しながら
途中まで一緒に散歩。

その後、近所のカフェに行く途中、偶然にも偶然、大学の時の後輩
「秋葉　絢」ちゃんの個展がやっていました。

ちょうど数日前、電車で2つ隣に座っている方が「秋葉　絢　個展」と書いたDMを持っていらして、
あ〜、絢ちゃんの作品好きだったなぁ、まだガラスやってるんだぁと
と思っていたばっかりだったのでびっくり！
（私はガラス科なんです。卒業してもガラスを続ける人はホントに少ないのが現状です。）

写真の作品はもちろんガラスで直径6cm。
コアグラスという技法です。
ご覧の通り、最高に素敵です。私、ちょっと頭くらくらしちゃいましたよ。

この他にもドングリの上にリスが乗っていたりして、
どれも仕掛けのように蓋が取れるのです。

そして彼女はとても綺麗になっていました。

聞くと彼女は絵本などがやりたくて立体の世界へ。
私は立体の世界から平面の世界へ。

不思議。

これも経年変化。