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イラストレーター・デザイナー”Mamedori”のブログです。 お仕事のご依頼・お問い合わせもコメント欄からお気軽にどうぞ。
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こんばんは、マメドリです。

先日curious recordsさんと話していて「マメドリのブログは何ブログだか不明」

というご指摘を頂きましたので、たまには本業のイラストレーションについて

書こうと思います。


『イラストレーション』とは、

図像によって物語などを装飾したり、また、科学や報道などの文字情報を補助する、

絵画的な視覚化表現であり、情報を伝達する媒体の1つであります。



15世紀には印刷技術の発明により書物にも木版で挿絵が登場します。16世紀には

銅版が発明され、18世紀末にはリトグラフの発明により、よりカラフルに、より大量に

イラストレーションは新聞や小説、ポスターに使用されることになります。

(マネやドガなども挿絵を描いていましたし、リトグラフのポスターといえば

ロートレックやミュシャなどが有名ですね。)

識字率の低かった時代には物語のニュアンスを浮き彫りにしたり、登場人物に人格や顔を

持たせることの出来る挿絵(イラストレーション)はとても大きな役割があったわけです。



19世紀後半にイラストレーションは全盛期を迎え、20世紀半ばにアメリカで第2の黄金期を迎えます。

punch.jpeg写真は1841年創刊のイギリスの雑誌「PUNCH」

良質な挿絵、Cartoonがたくさん載っています。

日本でも1950代に「イラストレーション」という言葉が使われ始めますが、

60年代には挿絵やグラフィックデザインの中の1分野というよりも、

独立した美術表現としての「イラストレーション」というジャンルを確率しよう

という風潮が強くなっていきます。



というとまぁ、こういった説明やカテゴリー分けは本来あまり好むところではなく、

前置きもとても長くなったのですが、何が言いたいかというと、

「個性」という呪縛から抜け出せそうな、そんな手応えのあった年っだたということです。


例をあげるとすると動物の絵。

その動物のかわいらしさは引き出したいけれど、「それってそんなポーズする?そんな顔?」

というほどいわゆるキャラクター化はしたくない。それが私の思う事であり、

それも個性なんじゃないかと。


本来のイラストレーションが意図する部分があまり良しとされず、個性、個性と叫ばれ、

求められているような感覚から少し抜けられたような気がします。



続きはその2で。


BGM:Tracey Ullman/Breakaway



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Mamedori
性別:
女性
職業:
イラストレーター
趣味:
音楽鑑賞(Soul,Funk,jazzfunk,organもの)
自己紹介:
様々な媒体でイラストレーター、デザイナーを
しております。
50’s〜70’sの雰囲気が好きです。
手ざわりのある絵を描きたい。
音楽もなぜかこの年代のものが好きです。





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