時代感

こんにちは、Mamedoriです。

先日、教えている学校で田名網敬一さんと伊藤桂司さんの講演会があり、拝聴しました。

講師の私は授業がはいってた日とたまたま重なっていて、

授業終わりに参加したのでした。


田名網さんの絵がものすごく好きというわけではないのですが、

直接お話を聴く機会など滅多にあるものではないし、

なにより70を過ぎてもなおも現役で作り続けておられる方は

もう神様だと思うのです。


やはり行ってよかった！とても有意義で楽しい時間でした。

いやはや、何とも軽くてかっこよいのです。

軽いはずがありません。もちろんものすごい厚みとか深さがびしびし来ます。

でもそれをとてもスマートに軽やかにお話になるのです。


色々お聞きしたい事はありましたがここは講師。

学生たちの質疑、田名網さん、伊藤さんの応答で制限時間。

お話の随所に出て来てはいたのですが、

私は時代感のような事をお訊きしたかったなぁ。


私は50年代から70年代のデザイン・音楽に好きなものが多いのですが、

その時代、タイムリーに創作活動をなさっていて、

その時代をタイムリーに感じ、

2013年の今、創作活動をされている。

何だかうまく言葉にできないのできっと機会があっても

うまく訊けなかったのだろうけれど。


田名網さんの言葉で印象に強く残った言葉。

冗談のように言っておられ笑いも起こったのだけれどその時の言葉。

スライドを観ながら「これは何のための作品ですか？」と訊かれ

「いやぁ、なんかの仕事だと思うんだけど忘れちゃったなぁ。」というもの。

本当に冗談なのか、本当にそうなのか。


私はまだまだ卵の殻がようやく開いたようなひよっこなので

全部覚えています。

私も40年後、思い出せないくらいその時の今を生きて

ものを作ってられたらいいなぁ。


あ、今日は写真もなくまじめになっちゃいました。

ようやく起きられるくらいに腰痛が回復して来た昼下がりでした。

ちゃお！

BGM:C.C.R / Down On The Corner